双葉山は別格として、昭和の三大横綱といえば、大鵬、北の湖、千代の富士の3人でしょう。
寂しいことに、2013年に大鵬さんが逝去、2015年に北の湖さん、2016年には千代の富士さんが、後を追うようにあの世に旅立ってしまいました。
- 【北の湖さん】大相撲の頂点に上り詰めた人
- 【四柱推命】北の湖敏満さん「性格分析」
- 【四柱推命】北の湖敏満さん「生まれた時刻」
- ⑴0時~1時前の生まれとすると、時柱は「庚子」
- ⑵1時~3時前の生まれとすると、時柱は「辛丑」
- ⑶3時~5時直前の生まれとすると、時柱は「壬寅」
- ⑷5時~7時直前の生まれとすると、時柱は「癸卯」
- ⑸7時~9時直前の生まれとすると、時柱は「甲辰」
- ⑹9時~11時直前の生まれとすると、時柱は「乙巳」
- ⑺11時~13時直前の生まれとすると、時柱は「丙午」
- ⑻13時~15時直前の生まれとすると、時柱は「丁未」
- ⑼15時~17時直前の生まれとすると、時柱は「戊申」
- ⑽17時~19時直前の生まれとすると、時柱は「己酉」
- ⑾19時~21時直前の生まれとすると、時柱は「庚戌」
- ⑿21時~23時直前の生まれとすると、時柱は「辛亥」
- ⒀23時~0時直前の生まれとすると、時柱は「壬子」
- 【結論】昭和の大横綱北の湖さんの生まれ時刻
【北の湖さん】大相撲の頂点に上り詰めた人
平成の三大横綱、貴乃花、朝青龍、白鵬と団体戦を行ったらどちらが勝つだろう?総当たり戦をやったら誰が最強?どんな一番になる?
そんな夢を見たくなるほど強かった大横綱北の湖さんを推命してみたいと思います。
力士として、そして理事長として2つの分野でトップに君臨した人と言えるでしょう。
大横綱といわれる双葉山、大鵬、北の湖、千代の富士、貴乃花、朝青龍の6人で理事長の椅子にも座ったのは、双葉山と北の湖の2人だけです。
大鵬さんは、病気という不運の影響もありましたし、傍流の二所ノ関一門の所属だったことも不利に働いた可能性があります。
千代の富士さんも高砂一門で派閥論理からすると有利ではありませんでした。
北の湖さんは、本流の出羽一門の所属であり、その実績と人望から理事長就任は既定路線と若い頃から言われていました。
さて、いずれにしても、横綱として別格の実績を残しつつ、相撲協会でも理事長としも頂点に君臨した人物となると、双葉山・北の湖・栃錦・初代若乃花の4人に絞られてくるわけです。
それを考えても、やはり並の人物ではないことがわかります。
四柱推命にしても、特筆される命式が出てくるかもしれない。紫微斗数でもどのような命盤になるだろう。
そんな興味から検証してみました。
【四柱推命】北の湖敏満さん「性格分析」
巳月、丁卯日の夏生まれ
日干は丁の人です。
普段は無口な人が多いです。しかし、一度話し始めると止まりません。
礼儀正しく、細やかな気くばりをします。
神経質なほうです。
情熱家ですが、意外に慎重です。
気を許した人の相談にはよく乗りますが、初対面の人には疑り深く、簡単に心を許さない傾向があるでしょう。
夏生まれの丁さんは、好き嫌いの傾向が強くなるようです。
身旺の「正財格」
夏は火の季節です。丁の人は身旺になりやすいです。
仕事に熱心に取り組む人です。
- 誠実温厚で細かく気がつき、責任感が強い
- 情の細やかな努力家で人望が集まる
- 質素倹約の念が強く、現実性や実利性を追求する
- 形式や格式にこだわりやすい
- 柔軟な発想や融通性にやや欠けやすい
- 臨機応変な対応は不得意
月干「比肩」ですから、気が強く気持ちが真っ直ぐな人に見られるでしょう。
根は神経質なタイプと思われます。
- 負けず嫌い
- 世間の評判には無頓着
- 交友関係も広くない
- せっかちで待つのは嫌い
以上が、性格の主な傾向です。
【四柱推命】北の湖敏満さん「生まれた時刻」
生まれ時刻によっては強旺格(従旺格)になりえる命式ですが、年柱に偏官があるため完全体にならないのが残念です。
ですから、今回は普通格として検証を進めていきます。
⑴0時~1時前の生まれとすると、時柱は「庚子」
昭和53年の歳運地支は「午」です。時柱の「子」と七冲になります。
- 歳運地支と時支が冲になると、健康不安、精神不安、あるいは、家庭不和等で家庭内がごたごたしやすい。
- 歳運地支と時柱にある財星が冲または刑するため、配偶者との不和等が生じやすい。
などの事象が出やすく、安定した運気を保つのは難しい1年になります。
昭和53年は、破竹の5連覇を記録し、年間成績も82勝8敗、これは大鵬さんを抜いて当時の最高記録でした。力士として絶頂期だったと言えます。
また、結婚した年でもあり、人生の最盛期だったのではないでしょうか。
十分に良い命式ですが、昭和53年の年運を確認すると、事象に合わないことが気になります。この時間帯の生まれはないと結論を出します。
※強旺格にも該当しない命式となります。
⑵1時~3時前の生まれとすると、時柱は「辛丑」
この時間帯だと「正偏財交集格」になります。
用神である「正財」がかなり強くなり、お金への執着心が強くなる。
正財格に偏財が混ざるため、落ち着きがあるようで軽率な部分も出てきます。
北の湖さんは、相撲では慌てグセがありましたが、CMなどの依頼は頑として断っていたようです。
お金にこだわる人なら出演したはずです。
この頃の高見山さんの丸八真綿のCMが懐かしいですね。
唯一、生まれ故郷の洞爺湖の観光に寄与するCMには出演していました。
十分に良い命式なのですが、第一級と呼ぶには今一つ落ちますので、この時間帯も可能性は低いと思います。
※この時間帯の生まれですと、強旺格にはなりません。
⑶3時~5時直前の生まれとすると、時柱は「壬寅」
「月支正財格」。正財の力が弱く、生時の劫財からも剋され、芳しい命式にならない。
けっこう厳しい運命を背負うことになりそうです。ですから、この時間帯ではないと考えます。
※強旺格にも該当しません。
⑷5時~7時直前の生まれとすると、時柱は「癸卯」
この時間帯は、才能を意味する正財が弱く、並の命式になります。
第一級の人物である北の湖さんには、ふさわしくないと思います。
※強旺格には該当します。
⑸7時~9時直前の生まれとすると、時柱は「甲辰」
これも用神である正財が弱いのが残念です。
念のため紫微斗数でみると、命宮が天機星で人の上に立つのは不向きの参謀タイプ。
官禄宮に化権が入るので、管理能力は高いが完璧主義となりやすい。
変動や摩擦も多い。
福徳宮に化科Cが入り、温和で優柔不断となり、精神世界に興味を持ちやすいとなる。
これは全然違いそうです。
※強旺格には該当しません。
⑹9時~11時直前の生まれとすると、時柱は「乙巳」
「月支正財格」として考えた場合、日干強く、用神の正財も強く良好な命式となります。
ただし、日干が相当強いので、勢いづくと周囲から孤立してしまう場合もあります。
この時間帯は運気が強そうな命式ですので有力候補です。
※強旺格に該当します。
⑺11時~13時直前の生まれとすると、時柱は「丙午」
日干が相当強くなり、用神との強さに差が開きます。
時支に食神が出てくるので、晩年にゆったりできる命式ではないでしょうか。
また、この命式も⑴と似ている部分があり、昭和53年の歳運と時柱が三刑の関係になります。
また、紫微斗数でみると、命宮に生年化禄Aがあり、人の縁に厚い命盤になります。理事長として出世するには、人との縁は大切な要素でしょう。
ところが、同じ命宮に、残念ながら自化Aもあり、A-Aの必定も発生するため、せっかくの人の縁が遠ざかる象意になります。
さらに、自化Aもあり、対戦相手を叩きのめす闘志に欠けそうです。
以上から、この時間帯はないと思います。
※強旺格には該当します。
⑻13時~15時直前の生まれとすると、時柱は「丁未」
月干・日干・時干に比肩が並びます。あまりに日干が強く、用神は半分程度の力量となってしまい、大きくバランスに欠ける命式となります。。
ワンマンぶりが強くなり、包容力に欠けることもあります。
これでは周囲の応援は得られにくく、2度も理事長に就任した北の湖さんには、ふさわしくないと思われます。
協会内での人望の高さは圧倒的だったと言われていますので。
また、この命式だと家庭運が不安定になります。
以上の考察から、この時間帯はありえないと考えます。
※強旺格に該当します。
⑼15時~17時直前の生まれとすると、時柱は「戊申」
「月支正財格」として体用のバランスは大変整っています。
五行も、木火土金水のすべてが揃います。
候補として十分と考えます。
※強旺格には該当しません。
⑽17時~19時直前の生まれとすると、時柱は「己酉」
「正偏財交集格」になり、やや軽薄さが出てきます。
しかし、バランスは良い命式です。
五行もすべて揃います。
しかし、日支の「卯」と時支の「酉」が七冲になるため、
- 子供の力を得られにくい。
- 配偶者と子供との間に不和が起こりやすい。
- 自分の老後に何か不安がともなう。
- 子供が早くに家を出る事情が発生しやすい。
などが予測されます。
傷官の運気ですので、才能は発揮しやすいですが、人と摩擦を生じやすい面があります。
※強旺格には該当しません。
良い命式ですが、北の湖さんには、やや似つかわしくないような気がします。
迷ったので紫微斗数の命盤をみたところ、「命無正曜格」になり、周囲に影響されやすい象意が出ますので、やはりこれは違うと考えます。
確たる自己を持っていないと、大横綱としても理事長としても君臨できないのは当然だからです。
⑾19時~21時直前の生まれとすると、時柱は「庚戌」
正財が命式に3つあることが気になりますが、バランスは悪くないと思われます。
ただし、時支が空亡しています。
悩んだので紫微斗数を参照します。
命宮に「左輔星・右弼星」が入り、主星はありません。「命無正曜格」に該当します。
穏やかな性格になり、格闘家向きではありません。
さらに、官禄宮に「天同星」ですから、接客業に向く人になります。
お世辞など言えないタイプに見えますから、この時間帯はないですね。
※強旺格には該当しません。
⑿21時~23時直前の生まれとすると、時柱は「辛亥」
体と用のバランスが良い「正偏財交集格」になります。
その格で考えると、なかなか良好な命式です。
しかし、先にも書きましたが、この格に入ると落ち着きがあるように見えて、軽率な面も出てきます。金銭欲も強くなります。
時支に空亡が入ります。
※この場合は強旺格にはなりません。
少し気になる時間帯ですが、今一つパンチ力に欠けると思われます。
紫微斗数でみると、命宮に七殺星、遷移宮には武曲星と天府星なので、格闘家としてはふさわしいと思われます。
しかし、理事長として協会をまとめるには、七殺星と武曲星は適性とは言えないので、見送ることとします。
⒀23時~0時直前の生まれとすると、時柱は「壬子」
外格なら「干合支刑格」。色情に溺れる残念な命式となります。
普通格の「月支正財格」としてみますと、官殺が多くなり、格である正財のエネルギーが奪われるため、財を稼げない、異性の難が及びやすいとなります。
この時間帯も一応ないとします。
☆四柱推命について知りたい方はこちらをどうぞ
【結論】昭和の大横綱北の湖さんの生まれ時刻
- ⑹9時~11時直前の生まれとすると、時柱は乙巳
- ⑼15時~17時直前の生まれとすると、時柱は戊申
の時間帯が有力候補と考えます。
願わくはもっと長生きしてもらって、晩年の姿を見たい人でした。
貴乃花さんも協会を退職し、現在相撲協会に残っている大横綱は親方としては誰もいない状況です。
大横綱は野球でいいますと、王さん、長嶋さん、野村さんのような人たちです。
象徴的人物が不在だと、その世界に必要な太陽がないようなもので、ファンとして寂しいことこの上ないです。
退職後の解説などを楽しみにしていたファンも少なくなかったと思います。
しかし、活躍の記憶は多くの相撲ファンに、そして歴史にしっかりと刻まれていると思います。
☆北の湖さん、唯一の著書です。
私も高校時代に購入し、今でも大切に持っていますが、値段がグンと高くなっていますね。
希少本です。
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