私が高校生の頃、チェッカーズの人気は絶大でした。
学校祭では「またチェッカーズ?」というくらい、どのクラスもチェッカーズでした(^_^)。
ボーカルの人は、心の中では藤井郁弥になりきって歌っていたことでしょう。
当時の私はというと、「チャラくさい歌を!」と冷めた目で見ていました。
ところが最近、 YouTubeでチェッカーズの動画を見ると、
- うわ!めちゃくちゃ良い歌を歌っていたんだ!
- フミヤさん、歌が上手い!
- しかもイケメン!
と見方がガラッと変わりました。
卒業アルバムを見ると、藤井フミヤさんの髪型をまねた男子の写真がたくさん並んでいて…。
やはり藤井フミヤさんは、当時の若者の心を惹きつけ、一世を風靡した人なのですね。
例のごとく、「どんな人なの?」と関心をそそられましたので、命式を出してみました。
今日は、藤井フミヤさんの本質に迫ってみたいと思います。
【四柱推命】元チェッカーズ 藤井フミヤさん
【藤井フミヤさん】日干「庚」正官格
人気絶頂だった当時は、今で言うところの「チャラ男」っぽく私には映っていました。
しかし、命式を見ると本質は「チャラ男」ではないようです。
日干のエネルギーはやや弱いですが、格である「正官」はしっかりしています。
保守的で、義理堅い人のようです。
リーダーシップもありますが、多くの人を強く牽引するには日干がやや弱いと思います。
困難にもへこたれず精進する人です。
【庚戌】は「魁罡(かいごう)日生まれ」と呼ばれます。
藤井フミヤさんは【庚戌】日の生まれです。
辰と戌とは十二支中、最も威勢が強く、辰を「天羅(てんら)」、戌を「地羅(ちら)」といいます。
- 天干が「戊」、地支が「戌」
- 天干が「庚」、地支が「戌」⇒藤井フミヤさん
- 天干が「庚」、地支が「辰」
- 天干が「壬」、地支が「辰」
の4つのうちのどれかの日に生まれた人が「魁罡日生まれ」です。
日干からみて月支に魁罡を帯びる者を「魁罡格」と呼びます。
- 「気性は激しく闘争心盛ん、文章は上手で、時に残忍…」
- 「自殺者に多く見られる」
- 「運勢の起伏が非常に激しい」
といった解説をする人も多く、初心者時代の私は楽しくなって知人の魁罡持ちを探しまくりました。
しかし、結果は、、、「アテにならないな…」でした。
身近な「魁罡持ち」の人の中に、とても大人しい人、気が小さい人がたくさんいたからです。
それに、思った以上に魁罡の人は多くいて、以前の職場には、3~4人いました。
一人を除いて、他はみな気性が激しいどころか、大人しい人ばかりでした。
「そういう人でも怒らせたら激しさが出るんだよ」
と言われても、
「それはないです!」と自信を持って言えるタイプの人たちでした。
他にも「魁罡」がある人の命式をたくさん見ましたが、やっぱり…。
四柱推命を教えてくれている師匠も「魁罡は採用しない」と言います。
私も、自分の経験や見聞からも「魁罡」うんぬんはほとんど信じません。
なにしろ、私自身が「魁罡持ち」なのですから。
もちろん、激烈でもなければ残忍でもありませんよ。
話が逸れました。フミヤさんに話を戻します。
しっかりした人ですが、辛抱強さと迷いやすさが同居しています。
意外に内面は優柔不断で思い込みが強く、頑固そうですね。
しかし、強い「正官格」です。仕事には気迷いなく熱心に取り組みます。
先に「保守的」と書きましたが、融通性や柔軟性はあまりありません。
会話でも周囲をゲラゲラ笑わせるようなクダけたタイプではないですね。
生まれた時間によっては、もっと気持ちが強い人になります。
しかしながら、三柱で見た印象では、やや気弱な面は否めません。
そのぶん、人柄は誠実です。
職業意識は強く、特に仕事の面では他者の言葉で考え方がブレたりしないでしょう。
あまり隙がない性格です。ペラペラ喋らず、どちらかというと秘密主義です。
一時の感情的に走ることはありません。
内弁慶なところがありそうです。
ここぞの際には、行動力を発揮します。
自信家のぶん、何か手違いがあると周囲から責められることになりやすいです。
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【藤井フミヤさん】全盛期は絶好調運!
第3運19~28歳【己 酉】印綬運 西方金運 羊刃
チェッカーズの全盛期です。
ケチのつけようのない絶頂運気の最中にいました。
残念ですが、今後ここまでの強運期は巡って来ません。
ちなみに18歳までは、ややガタついた運気でした。
一番大事な時期に、絶頂の運気が巡ってきたのですから、強運の持ち主と言っていいでしょう。
行動に比例して吉が重なり、願望が叶いやすい時期でした。
こういう運気は、若い時期に巡ってくれる方が大成しやすいのは言うまでもありません。
晩年期に巡ってきても、大輪の花を咲かせる時期は過ぎていますからね。
幸運の風が後ろから応援してくれるような10年間だったことでしょう。
第4運29~38歳【庚 戌】比肩運 西方金運
29歳から「比肩」の運が巡ってきました。
強気に支配されやすくなります。
人間関係でゴタゴタが発生しやすくなります。
人的な向かい風が吹く時期です。
親しい人との衝突や不和を繰り返しがちです。
こういう時期には、積極的に打って出ることは控えるのが得策です。
全盛期よりも、一歩下がった姿勢でいるのが自分を守ることにつながる時期でした。
月支との刑もありました。
何かにつけてガタつきやすい時期でしたので、通り過ぎで良かったですね。
さて今後を見てみます。
第6運49~58歳【壬 子】食神運 北方水運
これからの10年間は、平運レベルです。
残念ですが、今後は全盛期ほどの眩しいばかりの輝きはないでしょう。
やや勝気になりやすいので、そこは要注意です。
疲れやすいなど身体的不調が出やすくなります。
また、焦燥感にも襲われやすく、健康管理に注意が必要です。
第7運 59~68歳【癸 丑】傷官運 北方水運
この10年間も、ブレイクする運気はありません。
月柱と天戦地冲になり、日支とも刑となるため、精神面、 健康面、対人面などにおいて、前の10年間よりもさらにいっそうの注意が必要です。
第8運69~78歳【甲 寅】偏財運 東方木運 空亡
この10年間は、財運・仕事運ともに好調です。
しかし年齢的にあまり無理をせず、ゆったりした生活を楽しむ時期でしょうね。
直近で注意を要する年
2024年前後の年は、いろいろな意味で要注意です。
62歳の歳運がよろしくないからです。
【62歳 歳運【甲 辰】偏財運】は、歳運と日中が「天戦地冲」します。
さらに、蔵干も「天戦地冲」状態です。
2023年からの2年間は、やや注意が必要な運期にあります。
続いて、【65歳 歳運【丁 未】正官運】
この年は、歳運と大運が天戦地冲になります
さらに、歳運地支と日支とが三刑になります。
低運期は、事業拡大など大きなことに手を出さないなど、無理をしないことです。
【四柱推命・藤井フミヤさん】あとがき
全盛期のような大大大ブレイクは今後はないと思います。
しかし、同じ時代を生きた人の心にいつまでもあの歌声は残ることでしょう。
私の心に、ある日突然あの歌声が復活したように。
ビッグな流星のように、瞬間の輝きをきっとまた放ってくれることに期待します。
「TRUE LOVE」のような名曲をまた発表してくれるかもしれません。
命式自体はそれほど「スゴい命式!」とは感じません。
後天運が全盛期とマッチした強運の実力者といえると思います。
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「四柱推命のわかりやすい本ないですか?」
と聞かれることがあります。
いろいろな流派もあるし、しっかり学ぶには信頼できる人から直接教わるしかないと思います。
「でも、ちょっとだけどんな世界か読んでみたい」
という人には、次の本が雰囲気としてわかりやすいかな…と。
ただし、私が学んだ流派とは異なります。
「四柱推命とは、こういう世界なんだ」と感じるにはわかりやすい本だと思います。
本を読んで「もっと勉強したい」と思っていただけたら…と思います。
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