昨年、2021年の自民党の総裁選挙の時に、私のブログのアクセス数が急激にアップしました。
数年前に「岸田さんはとても強い運気に入る。いずれは総理大臣になれるので慌てることはありません」と書きました。
岸田総理の出生時刻がわからないので、紫微斗数は使えず、四柱推命も三柱で占うしかありませんでした。
それにしても、相当な良い運気が続くことは明白でした。
ですから、自画自賛するようですが「総裁選は岸田さんが有利」と見たわけです。
そのためか、昨年10月、11月の鑑定依頼はラッシュを極めました。
大変ありがたいことです。
さて、最近、数人の方からお問い合わせがありました。
Q1.総理大臣の運気が良いのだから、日本は大丈夫と考えてよいか?
Q2.運が強いのだから長期政権になるか?
Q3.運の強さから政策もうまく運ぶのか?
などです。
お答えしますと、次のようになります。
一国の命運は、たとえ総理大臣でも一個人の運勢だけでは背負い切れません。
ですから、岸田さんの運の良さが多少良い方向に働くこともありますが、国全体となるとそれは非常に微々たる作用です。
また、政権運営は総理大臣一人で行うものではありません。
総理大臣を支える多数の閣僚や官僚がいますから、政権運営においてそういった人たちの運も当然作用してきます。
つまり、総理大臣になった時点で、重い責任と合わせて多数の人の命運と意志とを背中に背負うことになるわけです。
ということから、いくら運気が良くても、長期政権になるかどうかは別の視点から考える必要があります。
政策の成否についても同様の考え方ができます。
総理大臣になる前は、一人の岸田さんとして鑑定できます。
しかし、なった後は岸田さんのバックにいる人たちの影響を考慮に入れなければなりません。
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トップに上り詰めると、妬む人、足を引っ張る人、妨害しようとする人が当然現れます。
味方のふりをして、後ろから鉄砲を撃とうとする人もいるはずです。
出世や利権目当てに近づいてくる人も絶対いることでしょう。
それに侮れないのは、マスメディアの巨大な影響力。
最低に見積もってもこれだけのものに包囲される立場です。
それに加えて、夫婦とか子どもの悩みなどが加わったら…。
よほど運が強い人でもヘトヘトになるでしょうし、判断に狂いが生じることも…。(言うまでもなく、あってほしくないことですが)
ということで、総理大臣の職は後天運が良いだけで乗り切れる甘いものではありません。
安定した政権を維持するには、基礎運(先天運)もしっかりしていて、なおかつ後天運も良好であることが必要になります。
そのうえ、実力と運の両方を兼ね備えた強敵が立ちはだかってきたら、そのダメージの大きさは計り知れません。
敵と戦闘モードに入ると、実力と運のシーソーゲームになります。
「運なんて関係ない」とならないことは、人生のさまざまな勝負を経験してきた人であれば皆さんきっとわかると思います。
スポーツの勝敗を見ても、運の影響力が小さくないことははっきりわかります。
それと精神力の強さですね。
精神力が強い運期にある人は、多少のゴタゴタを乗り越える力を得ています。
中曽根元総理が良い例です。
国や国民を背負うのは大変なことだと思います。
何はともあれ、総理大臣になったからには、国と国民のために精一杯の働きをしていただきたいと願います。
ご参考までに、次の記事もよろしくお願いします。
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