「家族を大切にしたい」が口癖だった知人の命盤を紹介します。
残念ですが、今は離婚し、子どもは元夫と暮らしています。
「家族第一」をモットーに生活と仕事を両立して頑張ってきたのに…。
紫微斗数から原因を探ってみます。来因宮は田宅宮です。
「生まれてきてくれてありがとう」
赤ん坊に何度も声を掛けて誕生を喜んだ女性。
「ようやくママになれた!」
その喜びの数年後、待っていたのは離婚という衝撃でした。
紫微斗数命盤から原因を考察します。
【紫微斗数】長男誕生から家庭崩壊!?
【紫微斗数・命宮】女性の全体像
命宮は、その人の全体像を表わします。
主星は武曲星と天府星です。
武曲星を命宮に持つ女性は、強い性格になりがちです。
- 現実主義だが親切。
- 気は強いが根は善良。
- 何事もテキパキ処理する。
- 働き者。金銭欲も強い傾向。
- 実行力に富む。
- 基本的に即断即決の人。
- 負けず嫌いな自信家。
- 女性の結婚運はあまりよくない。(結婚後も仕事を持つ方がうまくいく)
- 群れることを好まない。気に入った人と少人数の付き合いをする。
ということで、グズグズする男性には自然と厳しくなります。
また、姉さん女房のようにあれこれ指図する傾向があります。
さらに、天府星の性質が加わります。
- 遷移宮に七殺星が入るため、強そうな雰囲気に。社会運は変動が多い。
- 「武曲星⇒現実的に稼ぐ能力、天府星⇒親分肌」から起業に向く。
- 人の面倒見もよく実業家向き。
- 人に頭を下げるのは苦手。
- 優しいが気性は強い。
- 女性はキャリアウーマン的。結婚にはやや不利。
また、命盤全体を見回しても自化B→が3つあります。
やはり気性は強いです。
反面、疾厄宮は乙の宮です。主星はありません。
乙(きのと)は草花です。繊細さを秘めています。
「折られたくない」という気持ちが、外面の強がりに繋がることがわかります。
【紫微斗数・夫妻宮】結婚運を鑑定
夫妻宮の主星は破軍です。
この星が夫妻宮に入ると、結婚生活は安定しません。
さらに擎羊・鈴星・天空と凶星が3個もあります。
これだけでも、結婚生活の波乱が予想できます。
再度、命宮に目を移すとCーBの必定があり、これは自分が家を出て行く象意と読めます。
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【紫微斗数・父母宮】父親とも衝突する
父母宮には、生年化権があります。
この化権は、男星の太陽星につきます。この星は父親といってよいでしょう。
自化B→から摩擦・衝突。父親とは相性がよくないです。
そして、BーBで離別を意味します。
事実、実家とは喧嘩別れを繰り返しているそうです。
ところが、父親の介護はこの女性がすることになるでしょう。
疾厄宮から父母宮に向心力Dが向かっているからです。
【紫微斗数・田宅宮】来因宮の破格
来因宮は、前世からの宿題の宮といわれます。
田宅宮が来因宮の人は、家族・家庭の宿題を持って今世に生まれてきたということです。
その田宅宮ですが、残念ながらかなり壊れています。
生年化禄があります。これはよい星です。先天的に家族運は悪くない人です。
ですが、自化A→があるため、AーAの必定発生です。
これで、生年化禄の輝きが曇ります。
さらに、子女宮から向心力Dが向かってくるためDーAの必定も発生します。
これで田宅宮の必定は2つです。つまり、二重破格です。
向心力Dは、子どもが原因で重たいものを背負うことを意味します。
この女性は、他県にある父親の家で里帰り出産をしました。
長男を出産した後、出産と育児の不安とストレスから精神の安定を欠いてしまいました。
そして、父親との関係が破綻しました。
父母宮にあるBーBが現実化したわけです。
兄弟たちも制御できないほど激しい言い争いを繰り返すようになりました。
里帰り出産を終えて、夫が待つ家に帰ったのですが、やはり精神は安定しませんでした。
最終的に夫の家からも去ることになりました。
【紫微斗数・子女宮】子どもとの縁
子女宮に生年化忌があります。
この星が子女宮にあると、本来は子どもができにくい人です。
しかし、幸い長男が生まれました。
子女宮に生年化忌がある人は、
- 子どもができにくい(不妊、流産、早産など)
- 面倒で手がかかる子ども(健全でないことも含む)が生まれる
- 健全な子の場合は、親が溺愛し子どもに執着する
というパターンになりやすいです。
この女性の場合、お子さんは健全に育っているようです。
しかしながら、育児の負担は、この女性のキャパシティを超えていたようです。
また、子女宮には主星がありません。
子どもとは元来縁が薄い人と見られます。
育児には向かない性格だったのかもしれません。
いずれにしてもお子さんの出産がきっかけで家庭が崩壊してしまいました。
子女宮の生年化忌は、向かいの田宅宮を冲します。
残念なことです。
【紫微斗数・奴僕宮】結婚前は優しい
奴僕宮を見ると、生年化科があります。
距離がある人には、往々にして優しい気づかいの人です。
しかし、関係が近くなるとだんだん…。
別れた旦那さんは、大いに戸惑ったはずです。
もう少し見てみます。
父母宮と命宮は、串聯しています。
この部分です。
「親と一緒に何かをする」と見ます。
実際、一時期父親と協同して育児をしました。
ですが、自化B→があり摩擦が起こります。
離れて暮らすのが正解の親子です。
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【あとがき】長男誕生から家庭崩壊!?「ママになったのに…」
もし、長男を出産しなかったら…。
こう考えると切ないです。
- 子女宮に生年化忌。
- 来因宮は田宅宮。
今世は、「家族・家庭の課題に取り組みなさい!」というメッセージです。
- 原因は子女宮。
「お子さんのことに向き合いなさい」と命盤が言っています。
果たして紫微斗数命盤が示すとおりの人生を現在歩んでいる途中です。
離れていても、お子さんにできるだけの支援をすることがカルマの解消になりそうです。
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