わが子のネガティブ発言は、聞きたくないものですよね。
うちの息子は時々ネガティブな発言を口にします。
それは3歳くらいからでした。
「自分の名前が嫌い」「自分が嫌い」
あまり言わなくなっていたのですが、先日、久しぶりに聞いてしまいました。
- 「パパにかわいくないと言われた」息子のネガティブ発言
- 子どものネガティブ発言=不安・不満・確かめたい
- 【紫微斗数命盤】ネガティブ感情になりやすい原因
- わが子のネガティブ発言を抑えるのは親のエゴ
- ネガティブ感情と向き合うとポジティブ感情が芽生える
「パパにかわいくないと言われた」息子のネガティブ発言
先日のことです。
「そろそろ床屋さんに行こうか?」
と息子に言いました。
すると、
「パパは短い髪が好きで、嫌いなボクが長い髪だともっと嫌いになるから切って欲しいんでしょ」
と驚きの発言。
このようなネガティブ発言は、息子が3才くらいの頃から聞いてきました。
私「なぜそんなことを言うの?『かわいくない』なんて言ったことある?」
息子「2週間前にハッキリ言われた」
私は必死になって2週間前の会話を記憶からたぐり出しました。
事の成り行きを思い出しながら書き記します。
ママが息子の行動に軽く注意を与えました。
そして、やさしい口調で、「じゃあ、ゲームを取り上げちゃおうかな」
本当にやわらかい口調だったのです。
すると息子は、
「いいよ。全部取り上げたら?」
と開き直って言うのです。
ママ「じゃあ、本当に取り上げちゃおうかな」
息子「どうぞ。もうゲームなんてやらなくていいから」
ママ「…」
息子「なんなら、全部メルカリに出品しようか。そしたらお金になるよ」
ママ「…」(たぶん心の中で絶句していた)
息子「◆◆のゲームでだいたい●円。△△のソフトでだいたい●円…」
私は、我慢できなくなって言いました。
私「誰に買ってもらった?楽しんでもらいたいから買ったんだよ。それを簡単に『いらない』なんて言うものじゃない!!」
腹が立っていたので、かぶせるように続けました。
私「買ってもらった物を簡単にいらないとか転売するとか、そんな言い方されたら買ってくれたママの気持ちはどうなる?そういう言い方はかわいくない」
すると息子は涙を浮かべて「ごめんなさい」と言いました。
概略はそういう流れでした。
子どものネガティブ発言=不安・不満・確かめたい
そこですべてが収まったと思っていたのですが、2週間後になって、
息子「パパはボクを『かわいくない』と言った」
記憶に深く残っていたのですね。
私の気持ちを確かめたい気持ちがあったのかもしれません。
小学4年生ですから、親離れの傾向は少しずつ出始めています。
きっと「親から愛されていないかも」という不安の吐露だったのでしょう。
ただ、息子は「髪を伸ばしたい」といつも言っているので、「床屋に行こう」という言葉に敏感なのも事実です。
「また髪を短くしないといけないの?」
という不満があったに違いありません。
ちなみに息子の髪の毛はそれほど短くありません。平均的といえると思います。
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【紫微斗数命盤】ネガティブ感情になりやすい原因
毎度のことですが、紫微斗数から息子の傾向を占ってみます。
息子は、小学校低学年の頃から「ボクは引きこもり」と言っています。
友だちは多い方です。
週に1度は友人の家に遊びに行きますし、自宅に友だちを呼んで遊んでいます。
算数が得意で、放課後わからない子を教える担任の先生のお手伝いをしているみたいです。
それでも「ボクは引きこもり」と時々言います。
「家から出たくない。引きこもっていたい」と。
紫微斗数命盤にそれが現われているので、私は「やっぱりそうなのか~」と思っています。
他の記事にも書きましたが、息子がネガティブ発言をする理由は、遷移宮の破格に現われています。
外に出ると、必要以上に気を遣う性格なのがハッキリわかります。
遷移宮に生年化忌があり自化忌まであると、外に出ると気持ちが疲れるのでしょう。
「ボクはインドア派」
と宣言したくなる気持ちもわかります。
ちなみに、自己肯定感の低さは昔の私とは正反対ですね。
私は変なところに根拠もなく自信満々でしたから。
あ、それは今でもそうですね。
親子でも性格は全然違っていたりします。
命盤を見た方がずっと正確に分析できますね。
そして、命宮の主星は「破軍星」です。
破軍星は、14主星の中で一番の「損耗の星」といわれる星です。
破天荒な人生を送りやすいとされます。
反骨精神旺盛で、社会に対しても批判的になりがちな星でもあります。
最近はYouTubeなどでよけいな?情報を詰め込んでいます。
その発言に、親として時々困惑することがあります。
「パパは年金をいくらもらえるの?」「車の保険に入ってる?」
また、「プライドが高い。指図されることを嫌う」という星でもあります。
上から強く言いすぎないように気をつけています。
プライドの高さは、時に対応がめんどうですが、勉強には活かされているようです。
「算数だけは誰にも負けたくない」
と家庭学習は親に言われなくてもやってくれています。
ということで、親から「勉強しなさい」と言うことはほとんどないので助かります。
勉強、特に算数には絶対の自信があるようです。
話を戻します。
遷移宮の破格から、自己肯定感は幼少時から低いのです。
ですから、自信を持てることに対しては思い切り褒めるようにしています。
ただ、遷移宮に生年化忌があると、褒めてもなかなかその気になってくれません。
周囲の感情に敏感だからです。
「そういうふうに言って励まそうとしているの?」
と簡単に見抜かれてしまいます。
厄介ですね。
それから、破軍星の特徴として食わず嫌いな面も見逃せません。
スポーツにしても遊びにしても簡単には食いついてくれません。
「嫌いなことはしない」
と徹底しています。
遷移宮が大変なことになっていますが、文昌星があることには感謝しています。地頭は悪くないはずです。
また、事故運が強いのでしつこいくらい、「車には気をつけろ」と言っています。
母方の祖母が交通事故で亡くなっているので、本人も車の怖さは自覚してくれているみたいです。
本音を言うと、自転車にはあまり乗せたくないですね。
過保護パパゴンと言われそうです。
でも、命盤を見たらどうしても心配してしまいます。
わが子のネガティブ発言を抑えるのは親のエゴ
- 「何をしてもダメ」
- 「どうせ自分なんか」
- 「自分が嫌い」
- 「自分は厄介な性格」
- 「自分はかわいくない」
- 「自分はやさしくない」
- 「親から嫌われている」
こんな言葉を聞かされると、本当に不安になるのは実際には親のほうです。
子どもだって時には、
- ネガティブな感情に浸りたい
- ネガティブな感情を誰かにぶつけたい
- ネガティブな悩みをわかってもらいたい
と思うことがあるのです。
ここで親として絶対にやってはいけないことを書きます。
- 「そんなことないよ」とムキになって否定すること
- ムキになって励ますこと
- ネガティブ発言を禁止すること
上のいずれも子どもの発言を「否定」しています。
子どもは次のような受け止め方をしてしまいます。
- ネガティブな感情に浸りたい⇒浸ったらダメ
- ネガティブな感情を誰かにぶつけたい⇒発言したらダメ
- ネガティブな悩みを分かってもらいたい⇒悩みを打ち明けたらダメ
子どものネガティブな発言を抑えるのは、親の不安が消えるだけの効果しかありません。
言動を抑圧された子どもは、ポジティブな子どもを演じる俳優になってしまいます。
これは非常にかわいそうなことです。
そもそも、大人もそうですがネガティブな感情を外に出すのは勇気がいることです。
その感情をぶつけてくるのは、信頼してくれているからと考えるべきでしょう。
などなど、教育心理学についてある程度勉強してわかっているつもりなのですが、どうにも慌ててしまう私でした。
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ネガティブ感情と向き合うとポジティブ感情が芽生える
「ネガティブな音楽を聴くな」
これはハッキリ言って間違いです。
人間は、深くネガティブな感情に浸りきった後は、自然とポジティブな感情が芽生えてくる生き物だからです。
だから、
- ネガティブな感情から逃げずに向き合う
- 泣きたい時には思い切り涙を流す
- 誰かとネガティブな思いを共感し合う
これらのことができたら、心の底に溜まっていたネガティブな感情が知らないうちに洗い流されます。
無理に抑えると、ネガティブな感情が心の中に塊として長く残ってしまいます。
親として一番大切なことは、その感情を聞いて受け止めてあげることです。
私の場合は、息子の思いを聞いた後、
「〇〇をかわいくないと言ったつもりはないよ」
「言葉の内容が『かわいくない』と言ったつもりだった」
「でも、不安な気持ちにさせてしまったんだね。パパもこれからはもっと上手に叱るようにならないと」
「そうなんだ…。悲しかったんだね。パパにもそういう時があるから何となくわかるよ」
などと言いました。
その夜はそのまま眠りにつきました。
朝になったらいつもの明るい息子に戻っていました。
昼くらいに「パパはもっと上手に叱らないとダメだよね」と笑いながら言われてしまいました。
「子どもを傷つけたらダメだよ」とも。
親になってから学ぶことがたくさんあります。
こういうやりとりの後でも、何が正解なのかわからなくなることが多々あります。
わが子ゆえに言動が気になるし、時として猛烈に腹が立ったりもします。
担任を受け持った生徒は数百人。多くの高校生と接してしました。
しかし、やはりわが子を持たないと本当の育児の大変さはわかりませんね。
親の気持ちは親になってみないとわからない
親の性格・子どもの性格、その関連性について書きました。
ちょっと悲しいお話です。
家族もいろいろ、悩みもいろいろです。
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