親子の縁は神秘の出会い。10代さかのぼれば1024人の先祖がいます。そのうちのたった一人でも欠けていたら、私たちは存在しなかった!
これほど不思議な縁があるでしょうか。
私たちの生命には、1024人の命が集約されているのです。命をムダにしてはいけない!と感じてくれたら望外の喜びです。

【親子の縁】自分の意志で注文できないもの
子どもは自分の意志で親を選ぶことができません。
物心がつき、父や母の存在を意識するようになって、やっと自分がこの家に生まれたことを自覚します。
今のところ、「この家の子でなければ良かったのに…」と中学生になる息子に言われたことはありません。
もし言われたら、それはショックです。
「自分の名前がキライ」「自分がキライ」は4歳くらいまでは口にしましたが、ここ数年は言わなくなってホッとしています。
ただし、時々発する自虐言葉の癖は残っています。
どうやら息子は自己肯定感が低い…。
両親ともに自己肯定感の塊みたいな性格なのに…。祖父も祖父母も。
原因は紫微斗数命盤でわかりました。だから、小学4年生になっても時々…、
人間がこの世に生まれ出るのに自分の意志で注文できないものがあります。代表的なものは、
- どこの家に生まれるか
- 男か女のどちらに生まれるか
- 生年月日
皆さんあまり信じませんが、生年月日の中に宿命と運勢、性格や才能、人の縁などがギッシリ詰まっています。出生時刻がわかると、さらに詳しい分析が可能です。
それはさておき、成長し分別がつくようになると、
- 「父さんがもっとお金持ちだったら…」
- 「母さんがもっと教養ある人だったら…」
と思うかもしれません。しかし、それは叶わぬ相談というものです。
父や母は、まさに与えられたものとして、既にそこに存在しているからです。子どもは親を選べないのですね。
「人生最初の不幸は尊敬できない親を持つこと」

では、親の側には子を選ぶ自由があるでしょうか。
今のところ男女を産み分けることはもちろん、健康で頭のよい息子、素直でかわいい娘を産む自由などは与えられていません。
親にとっても、その子を自ら選んだわけではありません。
それにもかかわらず、親は、授けられたものとして何の疑いも抵抗もなくその子を受け入れます。
ひたすらに愛を傾け、その子なりに有為の人物として成長することを切実に願います。
そして、自分のやりたいことを我慢し、使いたいお金も節約し、子どものために残そうとします。
人の親の心は闇にあらねども子を思ふ道に惑ひぬるかな
~『後撰和歌集』藤原兼輔(紫式部の曽祖父)
「親心というのは闇ではないのだが、我が子を思う中では困惑し、迷ってしまったのだなぁ」
子に対する愛情は、親の理性的な思慮分別さえ失わせるほど切実であることをうたっています。
紫式部のお気に入りの歌だったと言われています。
哀レ哀レ父母 我ヲ生ンデ苦労ス
哀レ哀レ父母 我ヲ生ソデ労瘁(ろうすい)ス
~『詩経』蓼莪(りくが)
子のために苦しみやつれる父母を、子が悲しみ痛む詩です。
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【親子の縁】大いなるものの意志
子は親を、親は子を、ともに選ぶ自由がない。それでも親と子の縁が存在します。
親であり子であること、それは神秘の出会い、厳然たる運命、大いなるものの意志としか言いようがないと感じます。
『父母恩重経(ぶもおんじゅうきょう)』には、
人ノコノ世に生マルルハ宿業(しゅくごう)ヲ因トシ、父母ヲ縁トセリ
とあります。
父と母にもそれぞれ父母があります。その父と母にもそれぞれ父母がありました。
10代(一世代30年として300年)さかのぼれば、私一個の生命体の背後には1024人の祖先があります。
さらに28代(840年)さかのぼれば、2億6千8百万人の個体が存在する勘定になります。
「宿業ヲ因トシ」というのは、これらすべての祖先たちの精神的肉体的経験が、全部私という生命体が今ここに結果として実在する根本原因として、私の血の中に流れているということでしょう。
しかし、根本原因が結果として私を現出させるためには、父と母とが夫婦となる由縁 (第二次原因)が必要でした。
「父母ヲ縁セリ」というのは、そのことでしょう。
親は、その親にとっては子です。その子にとっては親です。
その親も子も、ともに永遠の生命の連続によって一地点を占めています。
まさに、1024人の一人でも欠けていたら、私たちの存在はありませんでした。
1024人のご先祖は私たちに何を望むか?
誰でもいずれはご先祖様になります。(たぶん)
その視点から、ご先祖様は10代末の私たちに一体何を望むだろうか?を考えてみました。
- 家族を大切にすること ⇒家族は代々の命のつながり
- 困難に負けず生き抜くこと ⇒息子や孫に望むのはこれでしょう
- 人を思いやる心を持つこと ⇒思いやりは人の基本
- 命のつながりへの感謝 ⇒お墓参りは先祖へのご挨拶
風のように過ぎていく日々の暮らしですが、支えてくれる人があっての日常です。
そのことを私たちはつい忘れがちですが、考えてみると無事に生活できることは本当に「有り難いこと」だと思います。
事故にも遭わず、大病もせず、破産もせず。そして、自分も含めた家族が無事に一日を終えることができる。
考えてみると、とてもありがたいことだと思いませんか!?
【親子の縁を占う】四柱推命
専門用語が出てきます。興味のない人は読み飛ばしてください。
親子の縁で苦労する命式のパターン
夫婦の子ども縁のおおまかな判断方法です。
ここでは良くないものばかりを並べましたが、夫婦どちらかが良ければ凶意は減少します。

【四柱推命】10個の通変星
- 比劫星(比肩・劫財)
- 食傷星(食神・傷官)
- 財星(正財・偏財)
- 官星(正官・偏官)
- 印星(印綬・偏印)
夫の命式からわかること
- 官殺(正官・偏官)が太過する命式
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子どもに恵まれないか、授かっても苦労する - 食傷(食神・傷官)が太過する命式
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子どもに過剰に厳しく、発達を阻害する暗示 - 印星(印綬・偏印)が太過する命式
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子どもが脆弱か、子ども縁が薄い
だいたい、官殺が忌神に該当する人は子どものことで苦労が多いとします。
※太過とは、極端に多いなどバランスが偏っている状態をいいます。
妻の命式からわかること
- 食傷(食神・傷官)が太過する命式
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女性器官が発育不全か故障を生じやすい
・疾病による機能停止にいたることも
・概して生理痛が普通より激しい - 月上に食神、月支に偏印がある命式
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第一子が早流産の憂いの可能性がある - 日支に食神、月支に偏印がある命式
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第一子が早流産の憂いの可能性がある - 時支に食神、日支に偏印がある命式
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第一子が早流産の憂いの可能性がある - 日干のエネルギーが強い命式
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概して子ども縁が良い - 日干のエネルギーが弱過ぎる命式
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子ども縁はあまりよろしくない - 月支か日支に食神か傷官が出る命式
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・子ども縁が厚い
・子どもを猫かわいがりする傾向が強い
もちろん、親子の縁が厚い命式、良好に作用する命式、親子仲睦まじい命式もたくさん存在します。
ご自分の四柱命式を知りたい人は次のサイトが便利です。
似顔絵プレゼントはいかが?「記念日に思い出を」
唐突ですが、記念日にイラストのプレゼントはいかがでしょうか?
- おじいちゃんとおばあちゃんへ
- かわいいお孫さんへ
学習発表会や運動会でビデオ撮影する親御さんが多いですね。
でも、「撮影はするけど整理が大変で」「見ないことが多いんですよね」「撮ってあるという自己満足みたいな…」という声がよく聞かれます。
簡単に撮影できる今の時代、「写真のプレゼントはありきたりで」という印象があります。
その点、似顔絵のイラストはもらってビックリすると思います。まず間違いなく部屋に飾ってくれます!
老夫婦のケンカ防止にも一役買うかもしれませんね(^_^)。
また、リビングに家族の笑顔を飾るのは、実際にある開運法の一つです。
\家族の笑顔をリビングに飾りましょう!/
![]()
\こちらは「似顔絵なつみかん」さん/
![]()
思い出に関わる名言とおすすめのプレゼント
笑顔は家庭に幸福をもたらす
《デール・カーネギー》
満男「人間は何のために生きてんのかな」
寅「難しいことを聞くな、お前は。何て言うのかな、あー生まれてきて良かった、そう思うことが何べんかあるだろう、そのために生きてんじゃねえか」
男はつらいよ『寅次郎物語』
家族と過ごした楽しい思い出。必死になって仕事に打ち込んだ思い出。
心を分かち合った友人との思い出。
そんな多くの思い出こそが人が生きてきた証であり、最後にやすらかな幸福感をもたらしてくれる。
《中坊公平》
我々が追い出されずに済む唯一の楽園は「思い出」である。
《ジャン・パウル》
明日は、明日はと言ってみたところで、そんな明日はいつまで待っても来やしない。
今日はまた、またたく間に通り過ぎる。過去こそ真だ。
《島崎藤村》
ああ、諸君、人生は確かに短い。
だが、その短さも、さもしく過ごしたのでは長すぎる。
《シェイクスピア》
時は万物を運び去る、心までも
《ウェルギリウス》
過ぎ去った恋の思い出は、それが強く記憶にとどまっている時には、恋をしていた時にも劣らず魂を奪うものである。
《ジャン・ルイ・ヴォイドワイエ》
あはれ、親の子を思うように、子は親を思はざりけるよ
《『保元物語』》
世の中で一番大切なもの、人間にとって最も大切なもの、それは「思い出」ではないか。
《中坊公平》
ところが、こんな言葉も残されています。
思い出というものは、人を楽しませるものではあるが、時には人を寂しがらせないでもない。
精神の糸に、過ぎ去った寂寞の時をつないでおいたとて、何になろう。
《魯迅》
一方で、こんな名言も。
己に克つためには 心の安らかさを保つことである
《新渡戸稲造「武士道」》
人生とは、とどまることなき変化である
《トルストイ》
楽しい時をほんの一瞬でもとどめることができるのは「思い出・想い出・memories」だけ。そんな気がします。
楽しいときは一瞬に過ぎるという短所?があるからです。
★過去記事もどうぞよろしく!
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