はっぴーをパワーあっぷするブログ

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【言霊】社畜・奴隷「俺は家畜の世話をする社畜ってこと?」

あんまりお堅いことは書きたくないのですが、「社畜」という言葉には時々閉口してしまいます。

先日、家畜の世話をしていた教え子から連絡がありました。

「俺は家畜の世話をする社畜ってこと?」

「イヤな時代になったもんだね」

と言っていました。

そして、家畜の世話について話してくれました。

 

「言葉は、自分のためではなく他人のために使うもの」ということを再認識しました。

他者の心を傷つける言葉は「他虐ワード」と言えるでしょう。

 

 

【言霊】「社畜」彼が教えてくれた畜産課での体験

その教え子は、オホーツク海沿岸にある某団体に勤務しています。

こう書くと、「〇〇の職員だな」とだいたいお察しが付く人も少なくないと思います。

彼は数年間、畜産課に配属されていました。

昨日、改めてその時の経験をいろいろ教えてくれました。

 

【家畜の世話】一番怖いのは、もくし(頭絡)を付ける時

家畜をトラックに運ぶ前に、「もくし」を家畜の頭部に取り付ける作業があるそうです。

この時に、機嫌が悪い家畜は激しく怒り出すそうです。

首をグイグイ振るから、当たると吹っ飛ばされるそうです。

慣れるまで、この時が一番怖く、そして危険だと言っていました。

特に、出産して日を経ない雌は特別抵抗が激しいそうです。

中でも最高に恐ろしいのは角がある牛らしいです。

身体の大きさだけでも凶器なのに、角まであったら危険です。

怒った牛

怒った牛は危険!

一度、激しい体当たりを喰らったことがあるそうです。

「角がない牛だったから助かったけど、もし角があったら間違いなく大怪我してました」。

勇気と経験が必要な仕事ですね。

無事にもくしを付け終えたら、家畜をトラックまで運ぶそうです。

 

【言霊】「社畜」賢い馬は死ぬことをわかっていたかも、牛と豚は…

「カンのいい馬は、殺されることをわかっていたかも…。馬は牛よりも数段賢いんです。」f:id:keyakinamiki67:20201004134832p:plain

「牛は、あんまりわかっていなかったと思います。」f:id:keyakinamiki67:20201004134901p:plain

「豚は、一番わかっていなかったと思います。」豚のイラスト

馬の中でも敏感なものは独特の悲しい鳴き声を上げたそうです。

私は、牛も鳴くと思っていましたが、牛は鳴かないと言っていました。


と殺場に到着したら、家畜を業者に引き渡して最後まで作業を見るそうです。

殺されて、解体されて、肉になっていく過程を見るわけです。

だんだん慣れてきたとは言っていましたが、最初の頃はとてもイヤだったそうです。

もう一つ、とてもイヤなことは、毎日必ず糞が付くので作業服は汚れ、臭いは取れないことだそうです

腕に付いたら風呂に入っても取り切れないとぼやいていました。

 

【言霊】「社畜」豚は敏感

豚はデリケートでストレスに弱く、運搬中に心臓麻痺で死ぬこともあったそうです。

豚はキレイ好きとよく言われますが、神経質な動物なのは間違いないようですね。f:id:keyakinamiki67:20201004134929p:plain

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【言霊】「社畜」彼の感想

自分はそんなに気にしないけど、ネットなんか見ると、そういう無神経な言葉を使う人が増えてきたんだなという印象ですね。

自分ら勤め人よりも毎日世話をしている酪農家さんにもっと失礼だと思います。

家畜に失礼とまでは思わないけど、人が嫌がる仕事をする人がいて世の中が成り立っていることなんてどうでもいいと思っている人が使う言葉じゃないですか?

別にお金持ちが偉いと思わないし、自分で起業して仕事をしているから優れているとも思わないんですけどね。

でも、意味からすると、

「俺らは家畜を世話する社畜」

となりますよね。会社員みたいなもんですから。

上司がいて給料もらってますし。

またいつ畜産課に配属されるかわかりませんしね。

イヤですけどね。

命令一つで配属が決まる人を「社畜」というなら、俺は間違いなく、そうなりますよね。

プライド持って仕事してる人は、「社畜」って言葉を聞くと気分悪いでしょうね。

まぁ、自分も気分はよくないですけど、そういう言葉を平気で言う人には関わらないのががいいんじゃないですか。

幸い、田舎に暮らしているから気にしなければ聞こえてきませんし。

まぁ、そういう言葉を無神経に吐く人はきっとお肉を食べないんでしょう。

ほっとくしかないですよ。

 

ということでした。

彼は真面目な性格で、年齢は40歳を少し過ぎました。

特定されて迷惑になると困るので団体名も年齢も少しぼかします。

高校時代は野球部のエースピッチャーでした。

 

電話を切った後、私は「社畜マインド 上司」でネット検索してみました。

すると、出るわ出るわ…、ものすごい数が。

いくつか読んでみましたが、

「あ~、この人たち、上司を人間と思っていない…」

と感じました。

  • 人の上に立つプレッシャー
  • 人の心を一つにをまとめることの苦労
  • 頑張ってくれる部下への愛情
  • 仕事ができない部下をどうしたら一人前にできるかを考える苦悩
  • やる気が出ない後輩をやる気にさせるための試行錯誤…

こういったことを経験したことがない人たちが、

「社畜」

というワードを平気で吐けるのだなと改めて思いました。

それ以外の感想は、彼と一緒です。

「社畜」は自虐にならない「他虐ワード」だと私は思っています。

会社を無事に辞めたあとに、お世話になった同僚や上司に向かって、

あんたら、まだ社畜やってるの?!

という上から目線を感じる醜い言葉だからです。

何だか、切ないです…。

 

あとがき 【言霊】「社畜」「奴隷」

奢り高ぶりを感じる見下した言葉

他者に用いる人はいないと思いますが、もしいたなら、会社員を見下す言葉です。

「俺は会社なんかに勤務しなくても余裕で生活できるぞ」

という奢りを言外に感じます。

「君たちは安いお給料をもらうために、早起きして、上司におべっか使って…」

と思っていないと出てこない言葉です。

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自虐ワードのつもりが他人を傷つける

日本を豊かにしてきた原動力は?
会社員の人たちでしょう。
時計だって、パソコンだって、本だって、会社が作っています。

そこの社員さんは社畜なんですか?
起業する能力がない、自立できない人たちなのですか?

「社畜」とはそういう言葉です。

「会社の家畜」の略語だからです。

「社畜」と書いたり発言したりできる人たちは、会社員の方々全員に、公務員も含めて、
「あなたたちは会に飼育されている生です」

と言っているわけです。

国や世界が成り立つ仕組みが理解できていたら、そういう言葉は使えないはずです。

だって、会社が元気でなかったら、日本の繁栄はありませんでしたよ?

国も世界も汗水垂らして働くビジネスマンたちの活躍によって、物が作られ、経済が流通しているわけですから。

自営の人が「社畜」を自分ではなく、他者に使っていたなら、そんな人はいないと思いますが、もしいたなら聞いてみたいです。

「あなたの顧客の大半は会社員ではないですか?」

それなのに「社畜」という言葉を使えるなんて、人間性を疑います。

 

自虐ネタにもならない言葉

では、自分を「社畜」と呼ぶのは?

これはですね、同僚が聞いたらどう思うでしょうか?

「俺も社畜と言いたいの?」と思うでしょう。

冗談で言い合うなら、まだいいかも知れません。

でも、近くで耳にしている人の気持ちは考えた方がよいと思います。

心を痛める人がいるはずです。

軽口で言っていい言葉ではないと思います。

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会社が檻なら上司はただの飼育人?

私がサラリーマンだった頃、ほとんどの上司が新入社員には親切にしていました。

もちろんどこにでも例外はありますが。

右も左もわからない人に優しくするのは、人として当然のことです。

というか自然の感情です。


後輩や部下を見るたびに

「早くお金を稼いで来んかい!」

なんて普通は考えません。

病気になったら心配するし、故郷の親が病気になったと聞くと、

「遠慮なく休んで見舞ってこい」

と上司は言っていました。

「社畜」と本気で言う人は、上司=飼育人としてしか見ることができないのでしょうか。

視野が狭いといいますか、情がわからないと言いますか…。

そういう人は恩を感じる情が少ないのかも知れません。

もしかしたら、その人は、恵まれない社会人生活しか体験できなかったのかもしれません。

それでも、「社畜」という言葉を使うことを私は感心しません。

「奴隷」と近い空気を感じます。


ついでにひと言書き足します。

最近の日本人は、

  • 誰のおかげで食事ができているか
  • 誰のおかげで仕事を覚えたのか
  • 誰のおかげで生活できているか

という基本を忘れかけているのかな…と。

私自身への自戒も含めて書き留めておきます。

 

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