奇門遁甲の凶方位「大格(だいかく)」。
不運が少しずつ押し寄せてくる方位です。
錆(さび)は、見えないところから発生し、ゆっくり確実にボディ(車体)を浸食します。
このように、目に見えないところから運気をダウンさせる象意があります。
【奇門遁甲】凶方位〈大格〉
この方位の象意は「サビがじわじわ浸食して、船(人生)が難破する」です。
【奇門遁甲】凶方位〈大格〉の基本
〈構成〉天盤「庚儀」・地盤「発儀」
鋼(庚)が雨露(癸)によって錆びついていくイメージの格です。
サビはジワジワと気づかないうちに進行して、確実に運勢をむしばんでいきます。
「気がついたときには、手遅れだった!」
という作用を及ぼす凶方位です。
- 事業がうまく回らなくなる
- 小さなトラブルが重なりやすくなる
- 慢性病が少しずつ進行する
サビは内部から進行します。
外の塗装に現れた時は、見えない部分でかなり進んでいます。
そういう凶運が身についてしまう方位です。
どちらかというと、相手(外部)より自分の内面に問題が出てきます。
そこからジワジワと運気を蝕んでくる凶方位です。
【奇門遁甲】凶方位〈大格〉の具体的作用
- 小さな不注意が大きな失敗へと進行する
- 様々な心労が積み重なって、病気になる
- 損失が徐々に進み、これまで積み上げたものがダメになる
金 運
- 小さなミスや手違いが重なり、大きな出費になる
- 投資・投機には向かない
- 蓄財は挫折する
恋愛運
- じわじわと破局に向かう
- 見えないところで妨害が入る
- 信頼関係がじょじょに崩れる
仕事運
- 失敗から同僚の信頼を失う
- お客さんとのトラブルの暗示
- 失言による関係悪化
勝負運
- 小さなミスを連発する
- 負け運が強くなる
健康運
- 自己管理を怠り、慢性病に罹りやすい
- 病気が治りにくい
この凶方位は、ボディブローのようにダメージを与えてきます。
対人運にも悪影響を及ぼします。
この方位に進んだ場合は、何事も積極的になりすぎないことが大切です。
やり過ぎや行き過ぎに気をつけるなら、それほど恐れる必要はありません。
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あとがき【奇門遁甲】〈大格〉人生は「お疲れさま」の連続
「人生は山あり谷あり」といいます。
普通に生きていても山や谷は出現します。
誰もがそれを乗り越えながら何とか日々を送っています。
人生は「お疲れさま」の連続。私はそう思っています。
さて、凶方位に進むのは、山や谷を自分から増やしてしまうことです。
「何となく冴えない」「最近、何だか運が悪い」
などは、凶方位の影響も少なからずあるものです。
特に凶方位に引っ越したりすると、凶運は長年継続します。
私ができるだけ使うようにしているのは、「青竜返首」と「飛鳥跌穴」です。
効果が高く、しかも出現頻度が低くないためです。
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