この記事は2021年に更新しました。
生涯にわたって離婚の危機を背負う男性・女性の四柱命式を紹介します。
こういう命運の人は、ご自分の先天運を理解して生活することが大切と感じます。
四柱命式をひと目見て、「この人の旦那さん(奥さん)、家庭に居場所がない!」とわかる人たちです。
そうなると旦那さんは毎夜の居酒屋通いか…。でも、それじゃお金がいくらあっても足りません。
無料でいくらでもウェルカムの居酒屋があればいいのですが…。
では、奥様は?実家に帰りがち?
あるいは、やはり別居か、ついには離婚か…。
そういう可能性が高い男性・女性の四柱推命の命式をご紹介します。
命式を知ることで、
「結婚して幸せになれる人か?」「配偶者との接し方」
「荒れる関係はいつまで続くか?改善する時期は来るのか?」
「離婚の危機はいつ到来するか?」「関係が良くないのは今だけか?未来永劫か?」
「なぜケンカばかりするのか?」「離婚した方が幸せになれる?」
などを深く考察することができます。
- 【四柱推命】「離婚の危機?」夫が入る隙間がない命式
- 【四柱推命】夫が帰宅したくなくなる女性(Bさん)の命式
- 【四柱推命】「離婚の危機」妻の居場所がない男性
- 【四柱推命から見た】離婚の時期
- 【終わりに】四柱推命「離婚ありの命式」
【四柱推命】「離婚の危機?」夫が入る隙間がない命式
命式に「正官」もなければ「偏官」もありません。
「正官」が夫の通変星ですが、なければ「偏官」が代わりになります。
しかし、どこにもありません。
月支に3つも「印星」があります。
こんなに強い「印星」は、「官星(夫)」のエネルギーを抜き取ってしまいます。
その上、2つの比肩もあって強いため、「官星」は逆にやっつけられてしまいます。
要するに、この命式に「官星(夫)」を加えても、
- 夫のエネルギーは抜き取られる
- 奥さんから攻撃される
ということになります。これでは、どう頑張っても夫との縁は薄くなります。
ということで、この女性が結婚すると、大変残念なことですが、
- 夫に対する内助の功が弱くなる⇒離婚の危機
- 夫も元気がなく、健康でない場合が多くなる⇒離婚の危機
スポンサーリンク
日支からわかる夫との関係
月支「丑」と日支「未」の七冲は、
- 運命に波乱が起こりやすい
- 夫婦間に考えの違いが起こりやすい
- 別居や離婚の問題が表面化しやすい
- 精神的な動揺や不安が起こりやすい人
- 健康に恵まれないか、何か持病がある可能性も…
特に、女性の方の意味は強いです。
離婚同様の別居生活をする事情が発生しやすく、生死別するような事情も起こりやすくなります。
夫になる人の傾向
- 見栄っ張りで自己本位、そのくせに気の弱い男性と縁が深いです。
日支偏印は基本的に結婚運は良くない場合が多いと言われます。
先天運《生まれ持った運勢》の傾向
《丑》月《辛未》日 冬生まれの「偏印格」
「印星」が3個、「比肩」も2個あって、日干および偏印とも強くなっています。
この命式は、相当偏った偏印格となっています。
奥様の性格的分析
外見は、淡白でしっかりした人に見えるのですが、
- 自己中心的で身勝手な振る舞いが多い
- 周囲の空気を読むのは苦手。好き嫌いも多く気が変わりやすい
- 同情心や優しさはあまりない
- 臨機応変で要領が良い
- 他人に対する依存心が強く、気まぐれ
- 自分の生き方や考え方に固執しやすい
- 不利な立場に置かれると、感情的になりやすい
その他の留意点
- 親の身の上に、経済的な苦しさや生活の変化が多い
- 資格を取るなど一業に専念すると、成功の人生となる可能性が高い
偏印や印綬が乗じる地支が刑冲しているため、
- 肉親との仲も良くなく、孤独の生活を強いられる…
ここまでハッキリ書いておいて、こんなことを言うのも何ですが…、幸薄そうですね。
子どもができても、子縁にも恵まれない女性です。
「仕事に生きる」のが良い人っていますよね。そういう女性です。キャリアウーマンとしては、成功する可能性がありますね。
本人が、そういう人生を志向しているなら、他人がとやかく言う必要はないと思います。
しかし、幸せな家庭生活を夢見ていたとしたら…、ちょっとお気の毒ですね。
ただし、それでもこの女性と一緒にやっていける男性の命式もあるにはあります。
出会えるかどうか…。
そういう人と巡り会えたら、最大の幸福かもしれませんね。
出会いは必然と言いますから。
スポンサーリンク
【四柱推命】夫が帰宅したくなくなる女性(Bさん)の命式
四柱推命で見ると、Bさんの旦那さんは、もっと大変かもしれません。
配偶者縁(夫との関係)の考察
官星から見た夫との関係
比肩・劫財(=自分)の存在感が強烈です。官星(夫)に反剋(はんこく)します。
要するに、夫が妻に何かを言っても跳ね返されてしまいます。
家庭内に、「夫が妻に意見すると、猛烈に反撃される」という場面が多くなると思えば良いです。
夫になる人は、帰宅するのがだんだん憂鬱になりそうです。
Bさんの場合は、夫婦関係は荒れ気味で、中途離婚に至る可能性が高いと見ることができます。
日支から見た夫との関係
月支(午)と日支(午)とは三刑の関係です。これがあると、運命に波乱が起こりやすくなります。
- 夫婦関係は、しっくりいかず、不和が予測される
- 夫はあまり力になってくれないことが多い
女性の場合は、七冲ほど凶は強くないですが、一時的な別居生活をするような事情も発生しやすくなります。
このように結婚運が良くない女性が安泰な結婚生活を送るには、
- 8歳以上年上の相手
- 5歳以上年下の相手
との結婚なら、長続きする可能性があるとされています。
Bさんは、どんな男性と結ばれやすいか
- 気難しく、やや偏屈なところのある男性
- 友人のような関係になれる男性
と縁があります。
二人とも自我が強くなりがちなので、お互いに意見を尊重すれば、良好な関係を保てると思います。
Bさんの性格鑑定
Bさんですが、次のように見えると分析できます。
- 独立心があって気が強く、我が道を突き進む
- 竹を割ったようにサッパリしている
気が強い女性を好む男性にとってはとても魅力的に映るタイプでしょう。
本質的性格は、
- 自我が強く自意識はやや過剰気味。相当な自信家
- 積極的行動派タイプ
- 度が過ぎると、組織で対立し孤立無援になりがち
手綱(たづな)を操ることができる男性は、限られてくるでしょうね。
さらに、
- プライドが高く、ガンコだがしつこさはない
- 負けず嫌いで、目立ちやすい
- 極端にケチになる場合もある
とにかく家庭でも相当な出しゃばりさんになりそうです。
強そうに見えますが、精神不安がつきまとうため、激しく感情的になることがあります。
家庭環境の考察
生年柱に劫財が重なっています。親の縁には恵まれにくく、若い時分で親との生死別などがありやすいとみます。
比劫星の力が強すぎます。さらに印星がありません。親、特に母親と縁が薄いか、だんだん疎遠になるものと思われます。
兄弟との縁も薄そうです。
多いか、逆に兄弟が少なく一人っ子という場合も考えられます。
子どもとの縁にも何らかの問題があると推測できます。
たとえば、
- 健康でない
- 頼りにならない
- 開運発達を期待しにくい
といった子どもに育つ可能性が高いです。
「パーソナリティー」の考察
優れている点
- 自立性(人に頼らない心)
- 粘り強さ(根気と我慢強さ)
やや不足する点
- 決断力(迷わず行動する心)
- 協調性(人に合わせる心)
- 社交性(つきあいの巧さ)
- 緻密性(きめの細かい配慮)
- 独創性(自分だけの考え方)
【四柱推命】「離婚の危機」妻の居場所がない男性
【四柱推命からみた】基本運勢
この男性(「Aさん」とします)も気分屋さんでしょう。
日支「午」と月支「午」と刑しています。焦りや迷いが常につきまといます。
もちろん、夫婦関係もガタつきやすくなります。
「月支正官の官殺混雑格」の人ですが、残念ながら破格しています。
常識論が好きそうです。
怒るとヒステリーを起こすのは、こういう命式の男性でしょう。
【四柱推命からみた】配偶者、子どもとの縁
財星(妻)がありません。
あっても官星3個にエネルギーを抜き取られてしまいます。
ですから奥さんは、
- 体力が弱いか、気力が弱い可能性がある
- あるいは、あまりテキパキと仕事をこなすタイプではない
奥さんになる人の傾向は、
- 温厚で常識的、バカ正直なところがある女性と縁がある
- 品行方正、まじめ、そのうえ素直だが、面白味は少ないタイプ
似た者夫婦になる可能性が高いです。
また、子どもとの縁は芳しくありません。将来はどうも不和になりそうです。
それに、お父さんの言うことをあまり聞いてくれそうにないですね。
【四柱推命からみた】Aさんの性格診断
- 辛抱強く、温厚篤実、品行方正で生真面目
- 自分の考え、地位、肩書き、など権威的なものにこだわる
- 空気が読めず、面白味がないタイプ
月上偏官の影響もあるため、
- 偏屈頑固で、ウヌボレも強い
- 目的遂行のためには猪突猛進する
まぁ、よくいる「くそまじめ」な人です。信用は置けます。
目上には特に従順になる人でしょうね。
Aさんの部下になる人は、気が抜けないでしょう。
Aさん自身が、しっかりしているようで、内心には不安がひそむタイプだからです。
不利な立場に置かれると、感情的になることがあります。
家庭でも厳格なタイプで、昭和の時代なら「風呂!メシ!」の人です。
令和の今なら、「風呂沸かしてくれた?食事はできた?」と言うのかもしれませんけど…。
いずれにしても、奥さんとしては
- 完全な専業主婦として家事をこなす
- あるいは共働き夫婦として一緒にいる時間を減らし、ルールを決めて家事を分担する
のが家庭円満のためには賢いといえましょう。
【四柱推命から見た】離婚の時期
「昭和37年2月2日生まれの女性」の場合は、2025年に最大のピンチを迎えそうです。
63歳の年齢での離婚は、気力も体力も使うでしょうし、これまで築き上げてきた共通の知人・友人との関係性にも大きな影響が出てきます。
何とか回避できることを願います。
Bさんですが、旦那さんがどこまで我慢できるかですね。
相談に来てくれたら、お話しできることはたくさんあります。
旦那さんの命式も知りたいところですね。
もしかしたら、相性がピッタリの人かもしれませんから。
Aさん(男性)の場合は、奥様の命式も見ました。
相性はあまり良くないですが、今後5年間はまず離婚したりはありません!
【終わりに】四柱推命「離婚ありの命式」
「歳を取ることは楽しい。若い頃にはわからなかったことが、だんだんわかってくるから」
と、かつての同僚が言っていました。
その人は、今60歳を過ぎています。熱烈な恋愛結婚を果たして、お子さん2人を立派に育て上げたのですが、
「夫婦関係は、とても良くない」と時々ぼやいていました。
それでも、離婚したい気持ちは全くなかったようです。
「家庭は楽しくないけど、生きることは楽しい」
とも言っていました。
とても真面目な人です。浮気などには全く縁がありません。
仕事が大好きだったのが幸いしていました。
仕事に集中することが、「家庭生活の悩み解消法」だったようです。
私が結婚する際に彼は、
「結婚したら、これまで想像しなかった悩みが押し寄せるよ~」
と言っていました。
「休日寝ていたら、奥さんに枕を思い切り蹴り上げられたことだってある」
とも言っていました。
根は短気な人なのですが、それでも奥様を許せるんですね。
夫婦とは本当に不思議です。
※令和3年11月3日に投稿した記事を加筆訂正しました。
ポチッとしていただけるとうれしいです。