元来、目に見えない「運」を文字や記号で可視化したものが、「四柱命式」「紫微斗数命盤」です。
「今日は運が良かった」「最近、何だかツキがない」など、皆さん何となく運を気にしているものです。
もちろん、運は悪いより良い方がうれしいに決まっています。
しかし、運は決して偶然のものではありません。
今日は、運の構造について説明してみます。
【人生を占う】運の構造「命運(宿命)・大運・歳運」
人生の運の構造は、おおよそ次のようになっています。
建物に例えるとわかりやすいです。
【1階部分】命運 宿命 基礎運
- 四柱命式、紫微斗数命盤で可視化
- 人生への影響度⇒最強
- 建物(人生)の土台、基礎部分
- 生まれ持った宿命
【2階部分】10年運(大運、大限)
- 四柱命式、紫微斗数命盤で可視化
- 人生への影響度⇒強(1階部分の30パーセント程度)
- 1階部分(命運)に比較的大きな影響を及ぼす
- 生まれた時から決まっている
30パーセントという数字は侮れません。
ですから、1階部分と2階部分との関わり合いで次のことが起こります。
- 命運は良いのに、10年運がずっと良くない⇒大成できず不発に終わる
- 命運はイマイチなのに、10年運がずっと良い⇒ほぼ存在しない…
- 命運はイマイチでも、人生の大事な時期の10年運が良い⇒成功の可能性大
- 命運はイマイチで、10年運も良い時期が巡ってこない⇒厳しい人生になりがち
- 命運が良く、大事な時期の10年運も良い⇒成功の人生を送れる
- 命運がとびきり良いと、10年運が多少ガタついても⇒豊かな人生を送れる
- 命運がとびきり悪く、良い10年運も巡らない⇒…
良さと悪さにも段階があるため詳細には書きませんが、概ね上のようになります。
【3階部分】1年運(歳運、太歳、年運)
- 四柱命式、紫微斗数命盤で可視化
- 人生への影響度⇒やや弱(2階部分の30パーセント程度)
- 2階部分(10年運)を通して人生に多少の影響を及ぼす
- 生まれた時から決まっている
歳運は、10年運より影響度は少ないです。
- 2階部分(10年運)が悪いと、3階部分(1年運)が良くても実感が薄い
- 2階部分(10年運)と3階部分(1年運)が同時に悪いとツラい1年になる
- 2階部分(10年運)と3階部分(1年運)両方良いと何事もうまく進みやすい
- 2階部分(10年運)が良く、3階部分(1年運)が悪いとやや厳しい1年になる
影響力「弱」と書きましたが、数十年に一度(個人差あり)、とんでもなく大きな影響力を持つ歳運を迎えます。
時として大運の「強」を凌駕するため、その1~2年間は、細心の注意が必要になります。
【4階部分】月運
- 四柱命式、紫微斗数命盤で可視化
- 人生への影響度⇒弱
- 2階部分・3階部分を通して人生にやや影響を及ぼす
- 生まれた時から決まっている
3階部分(1年運)よりさらに弱いです。
【5階部分】日運
- 四柱命式、紫微斗数命盤で可視化
- 人生への影響度⇒微弱
- 2階部分・3階部分・4階部分を通して人生に微弱な影響を及ぼす
- 生まれた時から決まっている
人生への影響度は微弱ですが、「思い込み」や「迷信」も多いです。
例えば、「今日の〇占い」を気にする人がいますが、影響度は微弱です。
当然、的中率も低くなります。
つまり、「気にする必要なし!」となります。
ただ、五行のバランスが大きく偏る日は、影響が強く出ることもあります。
大きな行動(引っ越し、起業など)を起こす日でない限り、気にする必要はありません。
【運の構造】まとめ「命運(宿命)は変えられない」
ここまでが、「運の構造」です。
持って生まれたものですから、「気に入らないから変えてしまおう」は不可能です。
「日本が嫌いだから、アメリカで生まれたい」
「髪の色が嫌いだから、違う色で生まれたい」
などを願っても、それは不可能です。それと同じで改修工事はできません。
自分の持ち物として受け入れるしかないわけです。
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【人生を変える】運を利用し、活用する
「運の構造」は持って生まれたものなので、変えることは不可能です。
ただし、命運(宿命)だけが人生なら、それほどつまらないことはありません。
運は、知って利用し、活用するものです。
ここでは、人生を変える方法を書き記します。
1⃣【運の調整】方位、風水
【運の調整】方位の力「奇門遁甲」
吉方位を利用して、運を調整します。
ホップ・ステップ・ジャンプ!
「ここぞ!」という大切な時に強い運をゲットして成功に導きます。
強運を永久に持続するのは難しくても、人生の節目など大事なときに強運を活用します。
また、何となく冴えない時の打開策としても使えます。
もう一つ大切なことは、凶運を身に付けないことです。
長期旅行や特に引っ越しでは、吉方位と凶方位とを見極めることが肝要です。
【運の調整】風水
土地にはパワーがあります。
家を建てるにも、立地条件の良い土地・悪い土地があります。
住む家が風水的に「凶」なら、人生に有利に働きません。
また、家の中の配置も運の吉凶に影響します。
しかし、家の中であれば自分自身で吉から凶に変えることができます。
できるだけ良い気を呼び込むことで、運の調整は可能です。
【運の調整】まとめ
命運(宿命)は変えられません。
でも、それ以外の運気は変えることが可能です。
その方法として有効なのは、方位の力と風水の力を借りることです。
有効活用することによって、人生のプラス作用をもたらすことが可能です。
ただし、使い方を誤ると…。
もっと大事なことは「運を読んで行動すること」です。
つまり、自分の命運を知って、凶を避け吉を活用するわけです。
2⃣【人生の実践】選択と行動
【人生の実践】最善の選択をする
- 自分の適性を知る(進路、職業の方向性)
- 興味と関心、好みを見極める(高いモチベーションを継続できるもの)
- 自分に合うパートナーと出会う
進路・職業の適性は、四柱命式から読み取れます。
また、パートナーとの相性診断は、四柱推命と紫微斗数の得意分野です。
どうしても右か左か迷う時は、、、
- 人生経験と知識をフル活動する「洞察⇒判断⇒行動(勇気)」
- 信頼できる人からアドバイスをもらう
- それでも決められないときは、卜占(断易、周易、タロット)の活用
【人生の実践】人としての基本を忘れない
- 一生懸命努力する
- 人を大切にする
- 感謝と希望を忘れない
- 人を見る目を養う
- 方向転換は熟慮の上、思い切って実行する
- 人にマウントを取らせない(利用されない)
- 人生の計画と実践、そして振り返りを忘れない
【人生の実践】大切なものを見失わない
- 体の健康
- 心の健康
- 家族の健康
- 家族との関係
- 仕事
- お金
- 友人、恩人
【人生の実践】成功する人の法則
1⃣人と運に敏感であること
- 人に敏感⇒感情キャッチができる⇒対人関係良好
- 運に敏感⇒運のキャッチができる⇒攻める時期・守る時期の判別⇒人生を誤らない
人や運に対して感度良好なアンテナをもっている人は、幸運な人生になりやすいようです。
ただ、深読みして慎重になりすぎてはいけません。
そこに難しさがあります。
世の中、こういう人もいます。
「空気が読めるのに読めないふりをする人」
こういう人は、往々にして器が大きいですね。
短絡的な人は、その人の器の大きさに気が付きません。
『荘子―逍遥遊』の「大鵬の志」。
大人物が考えていることは、小人物にはわからないということです。
2⃣運を上手に活用する
- 運が良くない時期⇒準備期間(努力の時期)、無理しない
- 運が良い時期⇒行動期間(活動の時)、多少の無理はOK
運が良くない時期は、
- 何事も空回りしやすい
- 頑張った分の見返りが少ない
- 思わぬ障害や妨害が入る
運が良い時期は、
- 充実感がある
- 頑張った分以上の成果がある
- 予想外の応援団が現れる
【人生を変える】まとめ「運と努力はほぼ比例」
当然ですが、運と努力はほぼ比例します。
- 努力なしの成功はありえない
- 人との接点を閉ざして良い出会いはない
- いくら金運が良くても仕事をしないと収入はない
運は「人生の応援団」。
運が先か現実が先か。あくまでも現実が先。
そこが逆転すると「怪しいヘンな人」になってしまいます。
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